統一感を意識しよう!振袖に合わせる小物選びのポイントとは?
大人への第一歩である成人式は、特別な1日にしたいものです。そんな時に欠かせないのはもちろん振袖ですが、品があって粋な小物があればもっと素敵に仕上がります。そこで、この記事では振袖に合わせる小物選びに焦点を絞ってお送りします。可愛い小物を選ぶ方法を紹介しますので、ぜひコーディネートのご参考にお読みください。
成人式に着ていく振袖選びのポイント
大切な成人式を迎えることは、ご本人だけではなく振袖をご用意されるご両親も緊張をされるものです。
では、成人式に着ていく振袖を選ぶ際には、どんなポイントを押さえておくべきでしょうか。この項では4つのポイントに分けて解説します。
■自分のこだわりは優先する
振袖を選ぶときはご家族やレンタルの担当者など、別の方からたくさんの意見をもらいます。成人式が初めての和装となる方も少なくないため、洋装とは異なり自分の意見を主張することは難しく感じがちです。
しかし、カタログや見本なども踏まえて自分のこだわりがある場合には後悔をしないためにもしっかりとこだわりを優先することがポイントです。
■柄の大きさもこだわろう
振袖は洋装と比べると身体のシルエットは強調されにくいため、体型に自信がない方も安心して着こなすことが可能です。しかし、膨張して見えないためには工夫も大切です。柄が大きめですと視線を柄に集中させることができます。また、白系の色味であっても和装の場合は膨張して見えにくいので、柄や小物で工夫をすれば気にせず着こなすことが可能です。
■顔回りの印象によって色を考えよう
自分が普段は着こなさない色であっても、振袖の場合にはコーディネートがしやすい可能性があります。顔回りは半襟を付けるため白っぽい印象になるので、半襟も踏まえて振袖の色選びをしてみるようにしましょう。ピンクやブルーなどキュートな色も人気ですが、半襟もつけた上で選んでみると黄色や緑などがマッチするお顔もあります。
■個性的な小物を目立たせる振袖もOK
振袖は派手な印象の物が多いですが、近年はモダンでシンプルな振袖も増加しています。一見すると地味な印象に見えますが、バッグや帯、帯締めをしっかりコーディネートすることで着こなしの完成度がグッとアップします。髪飾りなども含めて、小物が目立つような着こなしもアリです。
振袖小物の種類
振袖をより素敵に見せるためには小物選びもポイントです。では、振袖にあわせる小物にはどんな種類があるでしょうか。振袖用の小物には大きく分けて5つあります。
まず1つ目は「衿」です。衿には半衿と重ね衿があり、顔回りの印象を整える効果があります。振袖の色味と異なるものであっても、顔や柄とマッチングしていれば可愛く着こなせるでしょう。
次に2つ目は「帯揚げ」です。帯上部にあり、帯枕を隠しちりめんなどの柄をおしゃれに足す効果があります。少々派手なものであっても着物を引き締める効果があるため、差し色のつもりで選んでみましょう。
3つ目は「帯締め」です。帯を引き締める効果があり、装飾を足す効果もあります。レトロなものから最新の粋なモチーフも取り揃っている小物です。成人式の場合には帯締めをあえてご親族から受け継ぐ方も多く、レトロな印象のもので小粋に仕上げることもおすすめです。
4つ目は「髪飾り」です。成人式は華やかに仕上げたい日のため、髪飾りは派手な花モチーフが多くなっています。一方でキッチュなドライフラワーなどシンプルなものも定番です。パールなどのシンプルなものだけを飾って、ヘアスタイルにこだわることもおすすめです。
最後に5つ目は「草履とバッグ」です。草履とバッグはセットになっていることが多く、合わせた色や柄で統一感を持たせることが一般的です。以上の5つが成人式向けの小物の基本5点セットです。
振袖に合わせる小物選びのポイント
振袖に合わせる小物は基本の5つを押さえることになりますが、コーディネートを楽しむ際には小物選びにコツがあります。次の3つのポイントを押さえて小物選びを楽しみましょう。
■小物の色は統一感を意識しよう
小物を選ぶ際には、1つ1つは個性的で可愛く見えてもすべてを合わせてみるとバラバラの印象に仕上がってしまうことがあります。なるべく色やデザインを統一させておくと、バラついたコーディネートにはなりにくいのです。小物は草履とバッグのように、ある程度はセットでまとめることがとくに初心者にはおすすめです。
■テーマを決めよう
小物選びを行う際には、テーマを決めておくことも選びやすくなるコツです。たとえばポップな印象に仕上げたい場合にはレトロで可愛い小物を、クールな印象に仕上げたい場合には金や銀のシックでオーソドックスな小物を選ぶことがポイントです。ご自分の求める振袖へのテーマに沿うように小物選びを行いましょう。
■振袖の色と調和させ過ぎないこと
小物の統一感はとても大切ですが、必要以上に振袖と色を調和させ過ぎると全体がぼんやりとした印象に仕上がります。小物はコーディネートを引き締める効果があるので、振袖のカラーと同じになり過ぎないことも大切です。たとえばピンクの振袖にピンクの帯締めはぼんやりとした印象になるため、別のカラーの小物でまとめましょう。
この記事では振袖に合わせる小物選びについて、さまざまな視点から解説をしました。小物選びも振袖選びと同じように楽しいものですので、ぜひ親子や友人と楽しくコーディネートを相談しながら決めていきましょう。
また、小物選びのコツは「統一感」にあります。小物のテーマを決め、統一感を持たせることで美しい着こなしに仕上がりますのでチャレンジしてみてください。